「もうすぐ働き始めます。入社1年目の教科書ってどうなの?読むべき?」
入社1年目の教科書は有名な本で、評判も良い本です。
これから社会人になる人・社会人になってもやもやしている人におすすめです。
私は、友人に「何度読んでも気がつくことがあったり、改善しようと思う箇所が見つかる」と、オススメされて、入社1年目の教科書を読んでみました。
当たり前のようで、実際にすべてこなすとなると難しいごくごく普通なことがたくさん書かれていました。
入社1年目の教科書はどんな本?評判も紹介
「入社1年目の教科書」は本のタイトルの通り、これから社会人になる人たちに向けて書かれた本です。
著者である岩瀬大輔さんは、元ライフネット生命保険取締役会長であり、超大企業の社長を務めていた人です。
いわば、超ベテラン社会人の人がくれたアドバイスの集大成の本なのです。
じゃあもう社会人3年目を迎えた人たちは読まなくてもいいのかと言われるとそうでもありません。
社会人になって成長速度も人それぞれです。
それに、良い上司に巡り合えるかどうか、アドバイスを教えてもらえるかどうかはわかりませんよね。
なので、入社1年目の教科書は評判もよく、社会人になってから読んだと言う人が絶賛しているのもよく聞きます。
amazonの評価もかなり高いですね。
入社1年目の教科書の感想
実際に私が読んだ感想について書きます。
入社1年目の教科書は、非常に読みやすかったです。
普段本を読むことに慣れていない人でも手軽に読み切ることができますよ。
入社1年目の教科書の良いところは、読み終わった時に”仕事”に対してモチベーションが湧いてくるところ。
これを読めば、明日から自分はこうしてやろう!という気分になるにちがいないです!
もくじ 読みをしやすい本
もくじを眺めて気になるポイントだけ読むということもやりやすい点も良いです。
今の自分にとって必要だと思う箇所だけ読み進めるのも、良い読書方法の1つです。
入社1年目の教科書で良いところ抜粋
成長の近道は実際にやってみることです。そして、やったことを直してもらうのです。その経験を可能な限り短いサイクルで回し、自分の中に多くの経験値のストックを増やせるかという点が、成長の鍵となってくると思います。
どんどん失敗した方がいいということですね。
新卒からわかる「Fail Fast(早く失敗しておけ)」の理由|けんすう|note
仕事の優先順位をつけるうえで、最も重視すべきは締切日です。
合意したことをまとめ、書き出し、確認する。
いつまでにやるか、ということは一番意識するべきところです。
締め切りのない仕事など存在せず、有限であれば何事も成し遂げることができます。
期限内に最大のアウトプットを出すのが仕事です。
会議終了後は、決定事項を確認します。
会議では新人も必ず発言せよ
会議は議論に必要な人たちの最小限人数で行われるべきです。
聞いているだけの人がいるというは無駄です。
あとから議事録を見ればいいだけのことで、発言・議論がないメンバーは意味はありません。
僕にとって働くということは、尊敬できる人、好きな人たちと時間を共有することです。
自分の働き方、働くということはどういうことか、考えましょう。
50点で構わないから早くだせ。ビジネスはたった一人で成し遂げるものではない
有限な時間の中で点数をあげるには、協力して作り上げることが必須です。
そして、叩き台はなるべく早くある方が有効です。
じっくり読む価値のない本は、読まなければいいのです。
重要な本だけを読みましょう。
本を読む時は、1冊を慌てずじっくりと読み、その中から大きな学びを1つ得られればいいという程度の軽い気持ちで十分ではないでしょうか。
読書に対するハードルは低く持つ方がたくさん読むことができます。
情報を整理する以前に、収集する時点で取捨選択し、重要なところだけを切り取って保存することを意識してください。
抽象化して減らすという行為には時間がかかります。
多くするのは楽で、少なくするのは困難なのです。
ビジネスパーソンの勉強は、必ずアウトプットに結びつけるべきだ
知識のインプットはアウトプットすること、アウトプットの質を高めることが目的です。
アウトプットなきインプットは無駄です。
その本を読みながら、「ライフネットだったらこうだ、ライフネットだったらこうだ」と考えながら、応用の形を書き込んでいました。
何事も転用して自身の生活や仕事に転換できなければ、これも意味はありません。
普段から転用する練習をしておきましょう。
リーダーは超がつくほど健康
体は資本です。
健康を保つことは責任で、仕事です。
仕事と関係ない人とランチせよ。/特に部長や役員、可能であれば社長を誘ってみてください。
普段接しない人たちと会話し、刺激をうけましょう。
社内外から受ける人物評価の要素として、言葉遣いがかなり大きな部分を占めているのも事実なのです。
印象は大切です。できるだけ印象をよくすることができるのであれば、それにこしたことはないです。
ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ。
叱られたときは、仕事をどのように仕組み化し、同じミスを繰り返さない方法を考え出すことが重要になってくると思います。
仕組みをつくることが再発防止策です。気持ちでは防止できません。
人が嫌がるようなことを積極的に引き受け、そのチャンスを死んでもやりきる人だけにチャンスは再び訪れます。
早く起きて、誰にも邪魔されない時間にじっくりと自分の課題に取り組む。そうすれば、時間を効率良く使うことができ、成長が早まると言います。
集中するための時間は自ら作らないとならないということです。
同期とつきあうデメリットがあります。1つは、同期同士で比べてしまうことです。
人は、人と比べている限り、残念ながら幸せにはなれません。
向き合うべきは自分自身です。
居心地の良い同期とばかりつきあうことで、視線が外へ向かわなくなっては困るのです。
すべての予定をキャンセルしてでも行くべき場面があることを心に留めておいてください。
何が自分の優先順位として高いのか?は日頃から考えておく必要があります。
いざというときは、思いがけずに訪れるものです。
社会人にとって最も大切な命題は、自分の能力を最大限引き出すことです。
人間が抱くすべての印象は、初めての機会で形成されます。そして、それを覆すのは至難の業です。
以上、多くなりましが、なかなかに大切なエッセンスが散りばめられていたのではないかと思います。
入社一年目の教科書はゴミ?
一部の人たちからは「当たり前すぎる」という評判です。
これはおそらく社会人としてすでに知識がついている、実戦経験がある人の感想だと思います。
冒頭でも触れましたが、これは3年目くらいまでの社会人をメインターゲットにしています。
そこから外れている人は、ターゲットではない可能性があります。
入社1年目の教科書のまとめ
非常に良書です。
ぜひ、入社何年目にとっても大事なことを再認識できると思うので一度手にとって読んでみてください。